2014年度オープンスクール参加者募集中!!
詳しくは見晴台学園オープンスクール
6月27日付けの毎日新聞にも募集記事が掲載されました。

7月1日集団的自衛権の行使が閣議決定された翌日、「教養と人生」の講義で元日本兵の娘さん中村桂子さんがかたりつぎ部として「あなたに伝えたい 戦争の悲惨さと平和の大切さを」と題して講義をしてくださいました。
詳細についてコーディネーターの山田先生がブログに記事をUpされていたので、転用させてもらいます。

見晴台学園大学の講座のひとつに「教養と人生」がある。全く違った専門分野の15人が1講座ずつ担当する。

今日は中村桂子さんが「父の沖縄戦争体験を語る」という題で学生に話した。
彼女の父、日比野勝廣さんは戦争中は主に中国で従軍していた。戦争末期に沖縄へ来てそこで負傷し、病を得た。役に立たない兵士は見殺しにされる。日比野さんも糸数のガマに放置された。仲間の多くは死んだが彼は奇跡的に助かって帰国した。

帰国後、日比野さんは亡くなった仲間の慰霊のために沖縄をたびたび訪れた。
その数100回を超えるという。そして戦中、戦後の体験を細かく記録した。それをもとに4人の娘が1冊にまとめて出版した。

中村さん自身も父親について何回も沖縄へ行っている。そこで知ったこと、父親から聞いたことなどから戦争は絶対にやってはならない、戦争につながる一切の考えや行いには断固反対するという態度をことあるたびに表明している。今日の講義でもそうだった。

中村さんは、日比野さんの活動やそれを追ったテレビ番組のDVDやパワーポイントを使ってわかりやすく話した。学生たちの話し合いの時間がとれなかったのは残念だったが授業後に学生たちは感想を述べ合いながらレポートをまとめていた。

彼女に講師を頼んだので私も学生と一緒に講義を聴いた。中村さんは自分は直接戦争を体験していない。しかし、父親の話しを多くの人、特に若い人に語っていく必要があると自らを「語り継ぎ部」と称しいろいろなところへ出かけて話している。今後の活躍が楽しみだ。

≪学生の感想≫

  • 平和が当然と思われている世の中、それもいいが過去を振り返ることも必要。
    特に「集団的自衛権」で関心の高い今、全ての日本国民が沖縄戦を理解して知る、そして更に次の世代へ引き継ぐ。今度は僕らの世代が語り継ぐ。
  • 戦争は自分では理解しきれない戦争の意味があり、悲しみがある。今、私たちは大人になっても戦争を理解していかないといけないと思った。そして生の声を聞いて、戦争は自分だけがわかるのではなく、日本全員が戦争についてわからないと全体にいけないと思っている。
  • 沖縄での惨状・悲惨さを考えてみようにも経験したことがないので、なかなかイメージできない。ただ想像を絶するほどの苦しさや辛さ、そして痛み、悲しみを生んだということを改めて考えた。「夢や希望を大切に」と先生がおっしゃって下さった。
    戦場で命を落とした若い兵隊さんへの供養になると言ってくださった。若い僕たち一人ひとりが平和への願いを心に誓い、平和のために何ができるかを考え、できる範囲で行動していきたいと思った。