少し前のことになりますが、

6月29日の「基礎演習Ⅰ」ではゲストティーチャーとして川添信介先生(京都大学副学長)をお招きして講義を行いました。その時の様子を担当の田中先生より報告です。

 

 見晴台学園大学の「基礎演習Ⅰ」(担当:田中)では、授業の一環として「人生と教養」と題し、外部講師をお招きして講義していただきます。

 2016年6月29日(水)3限目、京都大学副学長の川添信介先生に、「学ぶことと生きること」というテーマで授業をしてもらいました。

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 川添先生のご専門は、西洋中世の哲学です。

 講義では、「石ころと草のちがい」(無生物と生物)、「草とパンダのちがい」(植物と動物)、「パンダと人間のちがい」(動物と人間)と順々に話を進められ、人間だけが「そこにないもの」を学ぶ、「学ぶこと」だけが人間の「生きること」であり、結局のところ、動物としての人間は「食べること」なしに「生きること」はできないこと、そして、人間としての人間は「学ぶこと」なしに、「生きること」ができないということ、について、A4用紙に大きな文字とカラー写真・イラスト入りのスペ−スをたっぷりとった17枚の配布資料をもとに、ゆっくり丁寧にお話していただきました。

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↑親しみやすいように学長の写真を使った資料

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 私などは、川添先生が興味深いテーマを哲学的な論理運びで進められる講義は、大変面白く刺激的でした。学生たちは、食い入るように聞いていましたが、少し難しかったようです。それは、内容が難しいというよりは、日頃、哲学的思考ともいうべき、順々にものごとを筋道を立てて論理的に考えていくということに慣れていないので、ついていけずに頭が疲れてしまい、結局、少し難しいという感想になったのではないかと思います。

 受講生は、学生8名とその他5名の、13名でした。

 私たちは、発達・知的障がい青年が対象の、専攻科や大学の学び支援や、生涯を通した学び支援に取り組んできています。

 私たち関係者も、今取り組んでいることの哲学的、根本的な意味について、川添先生から、ぜひお話をお聞きしたいと切に思った次第です。