新年度が始まり、講義も軌道に乗り始めました。
2期生はまだ戸惑うことも多くありますが、1期生がそれをフォロー。
半年で身に付けた学ぶ意欲や自己決定力などが感じられ、頼もしい限りです。

このブログでも大学生生活や講義の様子を紹介していきたいと思っています。

さて、「平和と社会」担当の山田清文先生はご自分のブログを開いておられ、毎回講義の様子を掲載されています。先生にご了承いただき、こちらにもアップさせていただくことになりました。

第2回目の講義。今日からしばらくは時事問題を扱う。
「私はニュース解説者」と題して毎回ひとりがニュースを自分なりに解説するという授業。

第1回は1期生のAさん。彼女のテーマは「○○○○のもんだい」。○に何が入るかという彼女の質問から始まった。「かんこく」か「りょうど」かどちらかだろうと思ったが後者だった。学生は気付かなかった。次に彼女は問題を提起した。

 1.海外の船がなぜ日本をおそってくるか
 2.領土問題をあなたはどう思うか の二つ。

友人達に考えさせる授業運びはいっぱしの教員だ。それに応じて他の学生達も真剣に考え答えた。

1に対して2期生のひとりが「自国の領土だと思っている」と答えた。
2には3人が答えた。「このことで戦争する意味があるのか」、「いたちごっこで長引く」、「政府が交渉力を持たねばならない」。3人ともすばらしい答えだ。感心した。

最後にAさんは、「今日のまとめ みんなの話を聞いて思ったこと」として「1.りょうどのもんだいがあってもじっさいにはかいけつするまでじかんがかかると私は思っている。 2.おたがいにはなしあってくわしくやるべきだと私はおもっている」と板書した。

立派なニュース解説だった。半年前は彼女はニュースには関心を持っているが、誰々がどうした、という主語と述語だけの話でそれについて自分はどう思うか、などは答えられなかった。

半年の大学生活でこうも変わるのかと驚いた。彼女は識字能力が低い。その彼女が家で母親に助けてもらいながらも自分のやるべきことをきちんと準備し、仲間に問題を投げかけながら自分の意見をまとめそれを黒板にきちんと書いたことはさらに驚きだった。私がそうさせたわけではないが嬉しかった。彼女がしっかりと時間を取って講義してくれたので私の出番はほとんどなかった。

140422-01

サブティチャートしてこの講義に参加しているのに、容赦なく「はい、ながちゃんはどう思う?」と当てられて、オロオロ…。
昔を思い出し、一緒に勉強させてもらっている今日この頃です。